成人式だよ
キャッチボール
(午後)

午後からは、きちんと整備された新家球場でキャッチボールを行います。
張り切っていこうと思ったところ、新家球場に集合したのは
ユタッチ、ダンディー室伏、黒木兄弟の、合わせて4人でした。
しょうがないので、4人でキャッチボールをしようとした所
なんと、暴走族が球場横の駐車場でたむろっているではないですか?

果たして、暴走族の乱入と、この球場の広さに怯えながら
参加した4人は、無事に家に帰ることが出来るのでしょうか?


 暴走族を気にしながらも、成人式キャッチボール・午後の部スタート! まずは全員(といっても4人)軽めのキャッチボールから肩を慣らしていきます。 そして、軽めのキャッチボールを10分ほどしたら、次は遠投です。 遠投はフォームの矯正や、肩を作るのに最適です。こうしたことを30分ほど 行います。
 ウォーミングアップはこんな具合で、普段のキャッチボールでも、やることは 一緒です。このウォーミングアップをしないと、怪我の元となり、キャッチボール生命を 縮めてしまうことに繋がるので、しっかりと念入りに行います。

 ウォーミングアップが終わると、次はノックです。 ノックはたいてい、ユタッチが担当します。というか、このメンバーの中ではユタッチしかできないからです。 ほかのメンバーがやろうものなら、ノックというより、ただの素振りになってしまいます。
 それにしても、ユタッチのノックは強烈です。4人しかいないので、 撮影係とノック係の2人を引くと、ノックを受けているのはたったの2人になってしまいます。 この広大な新家の大地で、たったの2人は厳しすぎます。案の定、 普段からあまり運動をしない黒木兄弟(弟)は、すでに限界点に達しようとしています。
 それに、もしもボールを後逸しようものなら、50mダッシュを1セット行うことになります。 しかし、我々フェロモンズは、これも練習の一環として取り入れています。

「オラァ!これぐらいも捕れねーのか!」と気を吐くユタッチ。 バックネットの上部に突き刺さるボールは取れません。
 メンバーがへばり気味なのをみて、ようやくユタッチが バックネットを背にしてノックを受けることを許してくれました。 これで、いちいちボールを後逸しても、走らずにすみます。
 しかし、バックネットが後ろにあるということで、ユタッチのノックは、 ますます強烈になりました。

 みんながへばっていく中、ダンディー室伏だけは元気いっぱい。 左利きなので、右用のグローブを無理やりはめているにもかかわらず、ユタッチや黒木兄弟(弟)が打った、 強烈ノックをいとも簡単に捕球するダンディー室伏。よく観察してみると、ダンディー室伏は、 ボールを最後までしっかりと見て、捕球しています。黒木兄弟やユタッチは、普段 でこぼこの畑などでノックを受けているため、顔面付近のゴロがくると、顔を 背けてしまうという、極度のイレギュラー恐怖症に陥っているのです。 しかし、この男はそんな恐怖は微塵も感じていないようです。
 あまりにも上手く捕球するので、ノックしているこっちにとってはおもしろくて たまりません。ついついおもいっきり打ってしまうと、流石にダンディー室伏は、 腹部や膝など、体に当てていました。しかし、後ろにそらすことはめったに ありません。

(左)撮影係を交代してもらって、早速ファインプレー連発の黒木兄弟(兄)。 しかし、これらはすべて偽りだ。

(右)だんだん日も暮れてきて、オレンジ色になるグラウンド。

左から、黒木兄弟(兄)、黒木兄弟(弟)、ユタッチ、ダンディー室伏

練習の最後に、集合写真を1枚。
全員、程よい疲れにすがすがしい顔。
今日の練習によって、ますますキャッチボールに磨きがかかったことだと思います。
しかし、次の日は全員学校や仕事で、この後の方がしんどかったりする。

こうして、今回催した成人式キャッチボールは、大成功のうちに幕を閉じました。
幸い、暴走族の乱入も無く、怪我人も出ませんでした。
この調子で、どんどんキャッチボールの腕を磨いていきたいと思います。