フェロモンズ紅白戦

フェロモンズは、普段からの練習の成果と
更なる実力アップの為に、紅白戦を行います。
主に3対3の対決になります。
こんな人数で野球が出来るわけがありませんが
我々はルールを工夫することによってそれを解決しています。
皆さん、成せばなんとかなるものですよ、何事も。



何故か左で投げ出すユタッチ
結果は散々でした


ユタッチの真似をするアッキー
左で投げるメリットがあるのでしょうか?

 紅白戦。それは、己のチームを半分に分けての、いわば実践形式の 練習試合です。もちろん、我々がこれから行おうとしている野球は、最低1チーム9人必要です。
 しかし今日この時、煮えたぎるキャッチボールの心を持つツワモノ達は、6人しか集まりませんでした。 これでは半分に分けると、3対3の試合になってしまいます。
 しかし大丈夫。そこには、フェロモンズの長年の経験と積年の変態活動により、すでにルールが 出来上がっていました。

 まず1イニングは、通常3OUT交代のところを、2OUT交代とします。アウトカウントは、 打球が捕球されればもちろんアウト。ただし、引っ張りすぎて、グラウンドその1の場外に出ても アウトとなります。この際、打ち込んだ人がボールを捜しに行きます。結局は全員で探すことに なるのですが・・・。
 次に安打(ヒット)ですが、基本的に、グラウンドその1を超えない範囲で、守備陣が捕れなければ ヒットです。ランナーは透明ランナーとします。ホームランですが、引っ張ってもダメ。流してもダメ。 唯一、センターバックスクリーン(なんか工場薬品が置いてある柵の中)への飛球はホームランとします。
 ちなみに、フェロモンズの中で、今までにホームランを打った人物はいません。というか、なかなか 難しいんですよ、これが。
 以上がフェロモンズ公認公式ルールです。簡単でしょう?では、守る守備側はどうするのでしょうか。

 プロ野球の世界でもいまや、一人1ポジションの時代は終わり、一人で数ポジションを守る時代へと 変わってきました。中でも広島カープのキムタクこと、木村拓也選手は、ピッチャー以外の全ポジションを 守ることができるそうです。
 これすなわち、フェロモンズにも一人で複数のポジションを守れ!ということなのです。
 早速我々は、「グッパ−お〜たらえ〜えんじゃ!」でチーム分けをし、 早速試合を開始しました。


黒木兄弟(弟)が打ったライナーが
外野を襲う!

 先行、ユタッチ率いる紅組。ユタッチはピッチャーやらファーストやらを 守ります。キャッチャーは、バッターボックスの後ろにある壁です。1回の表は、先発黒木兄弟(弟)の 乱丁もあり、いきなりランナーを出す苦しい展開でしたが、後続を変わった黒木兄弟(兄)がピシャリと 抑えて無得点。ナイス火消し、ナイスピッチング黒木兄弟(兄)!
 備考:ボール1つ紛失

 1回の裏、黒木兄弟(兄)率いる白組、先頭バッターはやはりこの男、黒木兄弟(兄)。 初球、高めの球をいきなりフルスイングで場外アウトボール1個紛失
 2番、黒木兄弟(弟)は、初球こそいい当たりをしましたが、場外すれすれのアウトかヒットか わからないような際どい所に飛んだのでノーカウントやり直し。改めてバッターボックスに 入った黒木兄弟(弟)は、ユタッチの速球に振り送れて3球三振!その空振りした3球目の球が、 キャッチャー(土というか粘土質の壁)をよじ登り、後ろの茂み(カメラマン席)に突入!
 記録はキャッチャー(土というか以下略)のパスボール最後の球紛失
 今日もユタッチの速球が冴えます。しかし、ここで持ち球すべての紛失により



1回の裏、持ち球すべてのボール紛失により
紅組0―0白組で、ボール紛失コールドにより引き分け!

紅組
白組 0x

試合時間50分(50分のうち45分ボール探し

 戦評:両軍、蚊にいっぱい刺された戦いでした。一日にボール3つも無くしたフェロモンズへの 打撃は、計り知れないものがあったでしょう。
 フェロモンズは、ボールが突っ込む度に無くなる、この魔のトライアングル地帯の茂みを 燃やしたいと心の中で思いながらも、明日に向かって突き進んで 行くのでありました。終わり。