2003年7月16〜17日 紀伊半島遠征

machoismにもレポートがありますので
合わせてご覧下さい。

変態トリオDEツーリング
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7月16日〜17日に渡って、黒木兄弟、ユタッチの3人で紀伊半島を転戦しました。
紀伊半島であっても、我々キャッチボール部員の熱い情熱は冷めやまず
各地で壮絶な戦いを繰り広げました。

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7月17日(木)

 午前5時頃に起床した我々は、本州最南端からの夕日をその眼(まなこ)に収めた後、早速本州最南端でのキャッチボールを開始します。早朝の冷たい爽やかな空気を肺いっぱいに詰め込み、眠っていた細胞の一つ一つを揺り起こすかの如くキャッチボールは、延々と続くかに思われましたが、黒木兄弟(弟)の暴投→ボール紛失という「フェロモンズ、キャッチボール終了の方程式」によって強制終了。わざとやってるとしか思えませんこの男!・・・そんなこんなで、テントや寝袋を片付け、しばし本州最南端を体全体で感じた後、午前7時過ぎ、本日最初の目的地「古座川の一枚岩」に向かって、元気よく潮岬を飛び出しました。

 画像はこちら・・・潮岬戦 その2

 潮岬キャンプ場から、戦場の場を古座川の一枚岩へと移した我々を待っていたのは、完膚なきまでの敗北でした。まるで一つの山かと見まがうその大きな岩は、紛れも無い一枚の岩なのでした。これを見た我々は早々に敗北を認めたのでした。これは我々フェロモンズ史上最大の敗北と言われ、現在でもフェロモンズ部員達の合言葉として使われている「Remember 一枚岩」「この敗戦を忘れるな」と邦訳されているのは御存じの通りです。この時フェロモンズ部員は、やっと「紀伊半島」の真の恐ろしさと雄大さを理解したのであった。

 画像はこちら・・・古座川の一枚岩戦

 古座川の一枚岩に「上には上が」を叩き込まれた我々フェロモンズ部員は、再び国道42号線へと進み、これから行われるであろう激闘を予想し、本日一回目の給油を行うことにしました。そのガソリンスタンドにて、黒木兄弟(弟)が店員のおっちゃん達に、「このバイク何?大阪から無給油できたの?」とかの質問攻めを受け、後ろで同じく給油を待つユタッチと黒木兄弟(兄)はいつまでもほったらかしにされました。後に黒木兄弟(弟)はこの出来事のことを、「那智勝浦の変」と呼んだとか呼ばなかったとか。

 画像はこちら・・・国道42号線のガソリンスタンドにて

 次なる激戦の地は、数々の名勝や秘境が闊歩する紀伊半島にあって、名勝の名を欲しいがままにしているであろう那智勝浦の「那智大滝」。人々の混雑や駐車料金等の強敵が予想されましたが、たどり着いてみると、どちらもあっけないほどにクリアー。人もまばらで、バイクも道路の端っこに停めておけば良いというお言葉を頂き、タダで駐車することができました。そして長梅雨の影響なのか、那智大滝の水量も半端ではなく、我々は柄にも無くその大滝に心奪われました。

 画像はこちら・・・那智大滝戦

 那智の大滝に心奪われ、ようやく正気に戻った我々は、次なる目的地、本宮町の川湯温泉へと向かうことにしました。ここでも本来なら駐車料金が必要なところを、バイク3台ともタダにして頂きました。ありがたや〜。

 画像はこちら・・・本宮町 川湯戦

 川湯を後にした我々は、長く険しい十津川街道を戦い抜く気力と体力を補充するために、道の駅奥熊野古道ほんぐうにて昼食をとりました。黒木兄弟(兄)が食べたカレー(サラダ付き650円)はとてもかゆ!うま!大学で食べていたカレーとは比べ物になりませんでした。

 画像はこちら・・・道の駅 奥熊野古道ほんぐう戦

 最終目的地、谷瀬の吊橋を前に行われた十二滝戦。那智の滝程の落差はありませんが、その迫力はどこぞの女番長芸能人(和○明○)を凌駕していました。この滝からマイナスイオンパワーを吸収した我々は、存在的な能力を前面に押し出すことに成功し、最後の難関「谷瀬の吊橋」へ向かうことにしました。

 画像はこちら・・・十津川村 十二滝戦

 我々フェロモンズに立ちはだかった、最後の難関、谷瀬の吊橋。全長297m、高さ54mを誇る、日本一の吊橋です。この谷瀬の吊橋にて、ユタッチは今だかつて無い恐怖と戦いました。この激闘を制するイコール十津川を制する事と自分に言い聞かせ、そして見事に勝利、高所恐怖症を克服したのである。この谷瀬の吊橋に勝利したことにより、実質我々フェロモンズは広大な十津川に激勝したといっても過言では無い。

 画像はこちら・・・十津川村 谷瀬の吊橋戦

 谷瀬の吊橋を渡り終えた我々の前に現れたのは、「黒木御所」なる、なんか由緒がありそうな、そんな感じの場所でした。さっそく我々は調査を開始!黒木兄弟のルーツが、ここにはあるのだろうか?!・・・結果、別にそんなものは無りませんでした。ちなみに、こっちへ渡ってきたということは、再び谷瀬の吊橋を渡りなおさなければなりません。行きで気力を使い果たしたユタッチにとっては、これはある意味「拷問」なのでした。

 画像はこちら・・・黒木御所戦

 さて、谷瀬の吊橋戦の終了は、今回の旅がそろそろ終了に近づいていることを意味します。谷瀬の吊橋を渡り終えた頃には、時間も午後4時を回っており、明るいうちに、この十津川を後にしなければなりません。夜の山道は危険なのです。ここから地元までは、何度かの休憩を挟みつつ、ゆっくりと岐路に付くことにします。

 ここからは、黒木兄弟(弟)のジャイロキャノピーが先頭で走り、ゆっくりとしたペースで走り続けます。そして、大塔村へさしかかったとき、突然の雨が!しかも結構な雨粒が我々の体を叩きます。たまらずバイクを泊め、雨具を着込んだ我々でしたが、旅の終わりに雨に降られるとは、さすがフェロモンズといったところでしょうか。しかし、そんな雨の中で一人余裕なのは、「屋根付きバイクに乗る」黒木兄弟(弟)でした。ほんまに涼しげな顔してやがりました。

 画像はこちら・・・大塔村にて雨宿り

 その後、道の駅にて、持参していた予備燃料をバイクに入れ、少々休憩。その道の駅のトイレにてユタッチと黒木兄弟(兄)は、この世のものとは思えないほどの「げりピ〜音」を聞くことになります。あまりにも凄い音だったので、「もしかしてトイレの中の人、死んでるんじゃ・・・」と思ったほどです。

 この道の駅での休憩を最後にし、ひたすら安全運転で走行。途中、九度山町辺りで、川沿いの堤防にいた小さな女の子が、なぜか我々に向かって激しく手を振っているじゃありませんか。「子供に優しく。お年寄りに優しく。自分にも優しく」がモットーの我々は、その女の子に手を振り替えして上げることにしました。その女の子は、とても嬉しそうにさらに手を振っていました。これが今回の旅の、最後のイベントでしょうか。・・・ちなみにいっときますが、我々はロリコンではありませんよ!ロリコンはアッキー(ストライクゾーン3歳から)一人で十分だっつーの!

 そのまま県道13号、国道24号を渡って広域農道へ。そしてまだ僅かに明るさの残る、午後7時30分過ぎ、無事黒木家へ到着することが出来ました。怪我人もなく、大きなトラブルも無く、無事帰ってくることが出来ました。今回の遠征によって、一回り程パワーアップしたであろう我々フェロモンズ。紀伊半島にて熱く激しい戦いが終わったばかりの我々ではありますが、まだまだこれは始まりに過ぎません。帰宅してすぐに、「次はどこでキャチる(遊ぶ)よ?」と相談を始める我々は、もうすでに次なる目標へと焦点を合わせているのです。

・・・終わりw

 

工程



オマケの動画集(要Windows Media Player)
→那智勝浦にて黒弟のジャイロ[WMV形式 132KB]
→那智大滝[WMV形式 231KB]

熊野川町 国道168号線[WMV形式 970KB]