実践練習(1)

今回はいつもとはちょっと趣向を変えて
来るべき草野球の試合に向けての、実践的な練習をしました。
遠投・ノックに加えて、牽制や盗塁などの、より高いレベルの練習をしました。



今回使用する球場はここ
たまにボールが落ちてたりします

 去る、3月28日にこの球場を見つけ、そして使い始めて以来、 最近では我々は、この球場をホームグラウンドとして利用しています。少年野球用ということで、 少しサイズは小さめの球場ですが、普段荒れた不毛な大地でキャッチボールをしている我々にとっては、 まるで人工芝で整備された球場のようです。
 しかし、使用許可は無論取っておらず、いつ怒られるかわかりません。まあいいや。


まだ若いビワの実を食べる
黒木兄弟(兄)
どうやらすっぱかったようです

 球場に入るやいなや、「運動前の栄養補給」と銘打って、人の家のビワの木から盗ってきた、 ビワの実を食べる黒木兄弟(兄)。バチが当たったのか、とってもすっぱかったようです。
 このように、黒木兄弟(兄)には、そこいらにある実(柿や無花果・ざくろなど)を、食べてしまう悪い癖があります。


遠投なら80mは軽いユタッチ
目標は100mです

 栄養も補給したところで、早速キャッチボール開始です!まずは定番、遠投による肩慣らしです。 これをやらなければ、本当に肩を壊してしまいます(過去に黒木兄弟(兄)が壊した経験あり)。
 遠投は準備運動も兼ねているので、眠っている我々の体を起こすためにも重要です。というか、 えらそうなことを言ってますが、昔の我々は、いきなり全力で投げてました。知らぬが仏。

 体もほぐれたところで、早速本格的に練習を行います。 今回はちょっと実践的に、ランナーを立たせての盗塁練習と盗塁阻止、そして牽制球の練習を行いました。 これがなかなか難しく、牽制に至っては、最初にランナーに立ったYOUが、 何度も帰塁・進塁を繰り返し、疲れてしまう始末。草野球と言えども、奥は深いものです。
 引き続き盗塁、盗塁阻止などの練習も行いましたが、キャッチャーとセカンドのベースカバーに入る者との呼吸が合わず、 なかなかアウトに出来ませんでした。精進せねばと思ったのは、監督だけではなかったはずです。


左バッターボックスに立ったYOUに
真っ向から勝負するユタッチ

 盗塁や牽制球の練習の後は、実践形式のバッティングです。 バッティングセンターへ行くためのお金が無い我々は、こうして打力を養っています。 フェロモンズのランディ・ジョンソン、ユタッチの豪腕から、今日も活きのいい球が放たれます。


いつにも増して直球が冴えるユタッチ
YOUをきりきりまいさせていました

 いつも快速球を披露してくれるユタッチですが、今日はなにやら様子が違います。 バッティングセンターで135kmを軽く打ち返すYOUが、ポップフライや空振りを繰り返しています。 どうやら、手元でボールが伸びているようです。これは、後の松○魂による、スピード計測によって、 明らかになります。


YOUの打った強烈ライナーが
胃下垂のアズマを襲う!!

 太陽が西の空に傾き、グラウンドがオレンジに染まっても、まだまだ我々のキャッチボール活動は終わりません。 続いて、フェロモンズ恒例、鬼ノックの開始です。ノッカー役のYOUが、今度は右打席で強烈な打球を飛ばします。 余りに強烈なため、地を這うゴロなど当たり前です。ゴロに対してイレギュラー恐怖症という十字架を背負う我々にとって、 地を這うゴロなど、酔って殴りかかってくる和○ア○子と一緒です。しかし、避けることは許されません。 結果、顔面や腹部に、強烈なブローを食らうことになります。


樹海(草むら)へ
自転車を使って突入する
黒木兄弟(弟)

 ノックも終盤へ差し掛かったところ、大暴投王の異名をとる、黒木兄弟(弟)が、 貴重なボールを球場横にある茂みに投げ込んでしまいました。責任を感じたのか、 前日まで降り続いた雨が溜まっているこの草むらへ、自らボールを拾いにいきます。 しかし結局ボールは見つからず・・・。また貴重なボールが一個、その命を落としました。


気持ちよくミットを鳴らした
○坂魂の表示計測はなんと・・・

 練習の締めくくりは、松○魂による球速測定です。 もう暗くなり、ボールが見えにくくなっていますので、ボールを受けるYOUも細心の注意が必要です。 この○坂魂が頭に当たったら、多分死にます。なぜならこのボールは、硬球のように硬いからです。
 そして、何球か投げた後の、ひときわ大きくミットを鳴らしたそのボールの球速は・・・!?


ついに出た110kmオーバー!
次の目標は120km突破だ!

 なんと!遂に出ました110km台!温かくなって調子が上がってきたのか、 はたまた日ごろの厳しい練習の成果が出たのか、遂にユタッチの壁であった110kmの壁を突破しました。 この球速を見たユタッチは、「まだまだいける!もっと練習じゃ!」といって、親知らずを抜きました。

こうして今回の厳しい練習を乗り越えた我々は
体力を回復するべく、回転寿司へと向かうのでありました。

〜終わり〜