11/19 獅子座流星群ツアー
過去3年間、見れる見れると裏切られ続けた獅子座流星群、今年こそはと意気込む我々を止める物は、誰もいない!というか、誰もいる筈が無い!誰か止めて!!


〜 序章 〜


行ってきました獅子座流星群ツアー!!

YOUとアズマは残念ながら不参加でしたが

100年に一度の出現頻度といわれる流星群のそれは

まさに空一面に広がるロケット花火の様でした!!







100年に一度の大天体ショーということで

予め道路の混雑を予想した我々フェロモンズは、勢い勇んで午後6時半に出発!

いざ幻ほどではないにしろ、そこそこ秘・高原の生石高原へへと向かいます。

この時点で流星が一番ピークになるという3時過ぎまで、8時間ほどありました。

道中、あっさりするほどすいすいと生石高原へたどり着いた我々は

ここから死亡遊戯的、7時間天体観測作戦へと移っていったのでした。


〜 以上、フェロモンズ通信から抜粋 〜






出発前の監督の表情は何故か、こわばっていました

午後5時過ぎに集まったメンバー達。
当初の予定通り、6時半に出発するべく、各自用意を怠りません。
一つ予定外なことは、前々から目を付けていた激安大型テントが
前日購入しに行った際、売り切れていたことぐらいです。 まあ我々は、屈強な変態であるがための定めなのか
体は強いです。零度下でのキャッチボールにも耐えれるぐらいですから。 そして予定通り、我々は午後6時半を以って、フェロモンズ的電撃作戦 『死亡遊戯的獅子座流星群ツアー』 を実行に移しました。


早くも臨戦態勢の黒木兄弟(兄)
フルフェイスから覗く、怪しい笑顔は何を意味するのか?!

途中、生石高原にて飢えで力尽きることがあっては大変と
コンビニで食料その他を購入。
万全の体制でいざ、生石高原へと向かいます。


生石高原突入直前に
各自暖かい飲み物で体温を上げます

出発して1時間半後、道中たいした渋滞も無く、生石高原を登ります。
生石高原近くの休憩所で休憩し、各自暖かい飲み物で体調を整えた後
いよいよ生石高原頂上へと向かいます。
この時点で山の気温は、零度付近へと近づいていました。


生石高原頂上付近の高台を確保した我々
早速基地を作るべく、作業に取り掛かりました

幸い、20台ほどしか止めることが出来ない生石高原の駐車場もガラガラ。
かといって誰もいなかったわけでもなく
天文ファンがすでに何人か、馬鹿でかい望遠鏡を抱えて待機していました。
我々も負けずに、車2台とバイク一台を駐車します。 早く来といて、ほんとに良かったと思った一瞬でした。 この時点で8時過ぎ、ピークの3時まであと7時間あまり。
少し嫌な予感がします。


寒さを凌ごうと、監督を盾にする黒木兄弟(弟)
監督?生きてますか?

・・・むむ!なんだこの寒さは!?
おかしい。我々は屈強な変態軍団、男里フェロモンズの筈。
これぐらの寒さ・・・。 こんなもの・・・こんなものぉーーー!!! ・・・ぐはぁ!寒い!!なんじゃこりゃぁーーー!!! といった寒空のした、ひたすら獅子座流星群ピーク時間の3時を待ちます。
この時点で、何個か流星が見えました。
ワクワクするなぁ・・・。


左からアッキー、ユタッチ、ダンディー室伏
アッキーはすでに、意識が遠のいているようです

生石高原へ突入して数時間、ちらりほらりと流星が見え始めました。
この時点でもう、今まで生きてきた中で見た流星の総数を超えていました。
3秒を超える流星を見たときは、言葉を失いました。
しかしこれは序の口に過ぎず、ピーク直前の午前3時には
あたり一面に火球と言われる流星が飛び交いました。
中には途中で閃光を放ちながら爆発する流星もありました。
その流星の閃光で、食べていたカップラーメンの中身が見えたぐらいです。

午前3時過ぎ、ピーク時の流星群。
もう言葉に表すことが出来ません。

360度、見渡す限りの流星群天体ショー。

途切れることなく降り注ぐ星の数々。

一瞬で5個近くの流星が流れたりもしました。

これには変態な我々もしばし、言葉を忘れて、流星群に魅入っていました。

午後8時過ぎに生石高原に到着して7時間。
零度下まで冷え込むこの高原で、ある種拷問に近いこのツアーを乗り越えた我々。
それもこれも、この流星群のために乗り切ったといっても過言ではありません。

次に獅子座流星群が地球に訪れるのが33年後。
今日みたいに、シャワーのように降り注ぐ流星群は、100年後と言われています。
それを考えるとおそらく、今日見た流星群天体ショーを次に見ることはないでしょう。

そう考えると、ちょっぴり寂しく思えるフェロモンズの面々でした。




午後3時半、未だに降り注ぐ流星群を空に見上げつつ
我々は一路、大阪に向け帰路につきました。







夜明けの男里をバックに、熱く激しいキャッチボールを展開する我々
我々と行っても二人しかいませんでした

家に無事帰還した我々は、しばし黒木家で暖をとった後
それぞれ自分の家へと帰っていきました。
その後、東の空がしらやんできたのを見計らい
黒木兄弟(兄)とフェロモンズ仮入部のSとで
今日のこの日を締めくくるべく、キャッチボール活動に命を削りました。






100年後の獅子座流星群の大出現は、我々の孫とその子供達が見ることでしょう。
その時までこの記録が残っていたら、曾おじいちゃん達はこんな気持ちで見てたんだよ!と感じてもらいたいですな!